2008年04月15日
オープンリールの役目
オープンリールは本当に便利なものですね。
放送用VTRとしては、初期の4ヘッドVTR(2インチVTR)から、1980年代から使われた1インチCフォーマットVTR等がある。
家庭用には、1960年代後半から70年代前半にかけて1/2インチのものが存在した(アカイからは1/4インチのものが発売されていた)が、高価だった(第1号の製品は19万8000円だった)ことなどから一部の富裕層や放送関係者などが利用しただけで、一般家庭にはほとんど普及せず、工業用、あるいは学校等の教育現場用として利用された。家庭用には、のちにカセット方式のVTRが普及することになる。
また、初期のハイビジョン(HDTV)用VTRも1インチオープンリール型である。
カートリッジ方式と異なり、リールが剥き出しになっており、記録・再生の際には利用者が直接リールを操作する。
リールに巻き取られたテープを記録装置に装着し、記録/再生用のヘッドやテープ送り機構(キャプスタンおよびピンチローラー)を経由して巻き取り側のリールに巻きつけてからでないと使えない。普通テープを取り外す時は、テープをすべて巻き戻してから取り外す。
カセット型(オーディオ用だとコンパクトカセットやDATなど)やカートリッジ型(オーディオ用だと8トラック)に比べると扱いが面倒である。一方で、高速・大容量の記録ができるため音質・画質に優れ、コンピュータ用ではより多くのデータを扱うことができた。またオーディオ用アナログテープにおいては音源の頭出しがわかりやすく、テープを直接切って繋ぐ編集が容易であるなど操作性に優れていた。
記録機器としては音声用(テープレコーダー)、映像用(ビデオテープレコーダ(VTR))、コンピュータ用データ(MT装置)、アナログ信号を記録するための計測用データレコーダ等がある。
音声、映像、コンピュータ用のいずれも、業務用を含め1990年代に入ると、カセット式やカートリッジ式のテープメディアに置き換えられ、2000年代に差し掛かる頃にはディスク装置の高密度化と価格低下(DAWによるハードディスク録音など)も加わり、現在ではほとんど使われなくなっている。
- Permalink
- by
- at 18:51
- Trackbacks (0)